めったにないのだけれど、、友桝商品が展示されているという
ことで、デザイン作品の展示会場へふらっと寄り道。
案の定…土曜日休みの昼下がり、展示会場でのスーツ姿は一人だけ…
ここではいろんなデザイナーの方々の広告、パッケージ作品が展示され、
コンテスト形式になっているそうで、、私が行った日はすでに一次審査
が終了し、最終審査の前の展示ということ。
スワンはじめ、八智代作の品々がかなり一次審査はクリアして残っている模様。


ちなみに6作品中5作品が入選。さらに1800品中の7品の中になんと「カバ印」
パッケージが選ばれたとのことが後日判明。
そういえば、、いつの日か八智代作にプレミア付くと期待して初期作品を
いくらか持っているのがあるんだけれど、、、
7Fの展示会場からの帰り道、駐車場へのみちすがら、フワフワした感覚に
ふと立ち止まり、虚と実について、デザインのむずかしさについて(ちょっと
大げさではあるけれど)なんとなく腑に落ちた。
普通人が日常使うアイテムってやつは実、リアルなものであるはずで、その
一方で、洗練された、デザインされたやつは虚、非現実的な要素を身にまとって
いるもので、、クライアントとデザイナーのせめぎ合いというか、折り合いは
常にこの落とし所を探り合うものと仮定した場合、八智代作にはどうもすべて
使い古した調度品みたいな要素が入りこむことで、この本来相反する要素である
虚と実の垣根を知らず知らずに取っ払っているんだろう。
飲み物なんて本来実以外の何ものでもないんだろうけど、、そこに虚の要素を
取り入れてみる。どんなものが出来上がるのか。誰もやっていないからこそ
面白い。
後日送られてきた一枚の写真。受賞おめでとうございます。