北九州小倉で開催されたTGC(東京ガールズコレクション)の
イベント会場。
たまたまの機会に5年生の娘がどうしても行きたいらしい
ということを聞いて熱気のあふれる会場へ…
大音響と人ごみに圧倒されつつ始まったステージでは、
トップモデルの歩く美しい姿やその演出、有名芸人の登場
なんかで小5の娘も大満足。
隣の人との会話さえも聞き取れないそんな喧騒の中、自然と目に映る
晴れ舞台を堂々と歩くモデルを照らす多くのスポットライト。
準備された舞台を歩くモデルに、舞台を作るスタッフ、演出を考える
脚本家に、照明をあてる人…多くの関係者から成り立つこのステージ
を見ながら、周囲で熱狂する若者たち。
分かり易い意味では舞台を歩くトップモデルは若者にとっての憧れの存在
であり、また自らの日常を超越する非日常世界に住む別世界の人なんかに
感じられているのだろう。舞台に立つモデルも、もって生まれた才能や容姿
なんかに加え、それ相応に血のにじむような努力は当然している。
ただ、一つ感じることは、舞台で堂々と振る舞う別世界の憧れの存在と
思えるモデルも、その周囲で熱狂している若者も実は何も変わらないという
事実があるということ。
変わるのは演じるべき舞台を周囲や関係者が作ってくれるのか?
それとも自分で作るのか?ということくらい。
少し分かり易く言うと、ごく一般的には自分の立つべき、スポットライトを
浴びるべき舞台を自分で作る必要があるし、演出から、脚本、スポットライト
の照明まで、全部自分でやる必要があるということ。だから実のところ、
それぞれが自分のスポットライトのあたる舞台をこつこつ作り、その舞台に
上がる努力を怠らず、自信をもって堂々と振る舞うことができたのならば、
周囲に観客がいるいないの違いがあるにしても、今目の前を歩くトップモデル
と自分との違いはその程度しかないと気付けるのかもしれない…
・自分で自分のがらに合う舞台をこつこつ作るという感覚
・自分で自分にスポットライトをあてるという感覚
こんな見方なんかがあるってことが分かったら、きっと人生はもっともっと
熱狂的で、本当の意味で充実したものになるに違いない…