ヤフーのトップページで見つけた下の写真…
戦後71年目にようやく訪れた、現役アメリカ大統領の広島訪問。
そのたった一枚の写真が目に焼きついて離れない。
何かを必死にこらえる老人をやさしく抱きしめるオバマ大統領。
老人がどんな経緯でこの写真に収められているのかは何も知らない
けれども、そんなこととは関係なく胸に迫ってくるワンシーン。
今更ながら気付かされるたった一枚の写真の持つ表現の力なんかに
感心しつつも、こみ上げてくるある想い。。
歴史の重さとリーダーの在り方なんかについて…
まずはこの訪問により、長い戦後にようやく何かしらの決着をつける
ことができたであろう多くの被爆者及びその関係者のみなさま本当に
長い間ご苦労様でした。
そして、その決断を、万難を排して実行した大統領。歴史上賛否定か
ならぬ原爆投下という先人が行った事実に対して、70年の後に今回の
任を担当することになった現役アメリカ大統領たるオバマ氏。
献花に向かうその表情…
政治的に対外的に、公として振る舞うことを義務付けられる組織の
リーダーにして、本来ふんだんに持ち合わせているべき仁の心。
時としてその対極の決断を求められ続けるそんな孤独なリーダーの
勇気ある英断。
黒人初の大統領というよりも、もっとも人道的であった大統領として
我々日本人の記憶の片隅に残り続けますように。。