SHARE
instagram

スタッフブログ

Staff Blog

幕末の三大ニュースをあげるとしたら…
間違いなく入ることになる「桜田門外の変」
この事件、当の本人にとってはあまり面白くはないであろう
主人公について
幕府の大老であり、名君として知られた15代彦根藩主の井伊直弼。
初代は徳川家康の創業を助けた四天王のひとりで、武田の最強騎馬
軍団を引き継いだ赤備えの井伊直政。
長い徳川の治世では、譜代最強にして、常に一目置かれてきた名門。
そんな彼が浪士に白昼暗殺されることになるこの事件は、その
インパクトにおいても、体制への影響においても、司馬さん曰く、
幕末から維新へのターニングポイントであったとのこと。
「…斬られた井伊直弼は、その最も重大な歴史的役割を、斬られた
ことによって果たした。」
「…この事件のどの死者にも、歴史は犬死をさせていない。」
維新後、勝者側(薩長)の歴史上では、残念ながら評価されること
のない立場であったであろう直弼の大きな銅像を、なぜか偶然にも
横浜で発見。


横浜と直弼???
歴史をかじった程度の知識では、後世の我々にとって、暗殺される
為に教科書に載っている感のある井伊直弼が、、、
縁もゆかりもなさそうな大都会の横浜に鎮座している現実、、、
没後50年にして、彦根藩有志により建立された銅像。
暗殺され、一般的な評価も決して高くはない直弼が、世界に開けた
今の横浜の発展の礎を築いたというまぎれもない事実。


お膝元の彦根だけではなく、横浜にも彼の銅像があるという現実に
なぜか少し救われたような気にもなる…
目先のことではない、五十年、百年の単位で分かること。
「百万人といえども我行かん」
直弼のこういう気概を見習いたい。。。

その他のブログ